サイクリストが見た、世界の自転車まちづくり・地域づくり
韓国国土縦断自転車道路を走ってきた2
2024年9月21日
ソウルを過ぎ、河南(ハナン)から楊平(ヤンピョン)にかけては、新線ができて廃止になった鉄道の旧線がサイクリングロードになっています。
外国人サイクリストもよく見かけました。荷物をたくさん持って走っているのは、たいてい外国人です。韓国人はほとんど軽装で走っています。ただし、自転車道認定センターにも多くの韓国の人たちがいたので、認定証取得をめざす人は多いはず。国土縦断自転車道などは、何度かに分けて走っているのかもしれません。
途中にある韓国水資源公団(K-water)の施設は、休憩ポイントになっていて、自転車や靴を掃除するためのエアガン、空気入れが設置されていました。
忠州(チュンジュ)と聞慶(ムギョン)の間には標高500mほどの峠があります。このあたりは、専用道路ではなく、比較的交通量の少ない一般道を走るところが多くなります。
水資源公団がサイクリングロードの整備を行っているので、堰を渡るところが多くあります。堰の上にも自転車道が整備されているのはもちろんですが、塔には大きな自転車マークが描かれているところもありました。水資源公団の力の入れようがわかります。
韓国では、安いホテルはたいていモーテルと呼ばれるもので、どう見てもラブホテルです。
ただし、普通の観光客や仕事で来ている人も泊まっています。
釜山から100kmほど手前の南旨里(ナムジリ)で泊まったホテルには、壁や看板に自転車マークが描かれていました。それだけサイクリストが多いということでしょう。
ラブホテル風の外観と自転車マークが妙な取り合わせです。
川岸が険しく道を作る場所がない所には、川の上を走る橋が整備されていました。このようなところがいくつもあり、やはり非常に力の入ったサイクリングロードです。
仁川−釜山間で自転車専用道路の割合は7割程度の感じでした。非常によく整備されていて、平日かつ大きな街の近郊以外でも1日に100人近くのサイクリストと出会うなど、人気のサイクリングコースとなっています。
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