サイクリストが見た、世界の自転車まちづくり・地域づくり
台湾で人気のサイクリングスポット、日月潭
2024年11月17日
台湾のほぼ中心に日月潭(リーユエタン)という湖があります。人造湖を除いて台湾で最大の湖で、「国立風景区」に指定されており、2012年3月にCNN傘下の旅行サイトCNNGoの世界で最も美しいサイクリングコース10選に選ばれたそうです。私は、2019年に台湾を訪れた際に一周してきました。
日月潭観光の中心になる水社の町には、多くのレンタサイクル店があります。
台湾は、クルマも自転車も右側通行なので、日月潭は時計回りが推奨です。一周は約30km。
まずは、水社から、湖岸の遊歩道を走っていきます。
しばらくすると、遊歩道は終了し、一般道に出ます。
日月潭一周ルートのうち、約3分の2はクルマも通る一般道、残り3分の1が湖岸の遊歩道です。
日月潭は山の中にあり、かつ自然の湖といっても水力発電用にダムが作られ、その結果面積は4.55km2から7.73km2に拡大しています。半人造湖とも言え、湖岸の道はかなりアップダウンが多いです。
一周に挑戦する人も多く途中の見どころも多いですが、走り慣れていない人には、やや厳しいコースになります。
玄奘寺を過ぎてしばらく行くと、激坂のスロープ+階段で湖岸の遊歩道に降りていきます。
危険なので、自転車は押していきます。
湖岸に出ると雰囲気は一変し、ママチャリやタンデムのレンタサイクルで走っている家族連れや、カップル、女性たちのグループなどがぐっと増えます。
湖にはいくつも橋がかけられ、湖の上を走る区間も多くあります。
ただし、遊歩道なので、歩行者優先で、自転車はゆっくり走って行きます。
新婚カップルが記念写真を撮りに訪れる場所として有名だそうで、私が行ったときも撮影に出会えました。
皆、自転車は押していきます。
一般の観光客の多くは、日月潭西岸の遊歩道がある区間を往復してサイクリングを楽しまれているようです。
様々なレンタサイクルが用意され、気軽にサイクリングを楽しめるスポットとして、非常に多くの方が楽しまれていることが実感できました。