サイクリストが見た、世界の自転車まちづくり・地域づくり
クルマの街、ロサンゼルスでも進む自転車インフラ整備
2024年12月1日
ロサンゼルスは、周辺も含めた都市圏全体で12562km2の面積に1,293万人が住んでいます。東京都の人口もほぼ同じ1,299万人ですが面積は2,188km2。一都三県で面積が13,557km2なので、ロサンゼルスは「東京都の人口が関東平野全体に広がったような街」と言われます。車道が街の面積の25%を、駐車場が24%を占め、計49%と街の半分がクルマのためのスペースになっています。中心部は、高層ビルが建ち並んでいますが、そこを離れると、1階や2階建ての低層の建物がどこまでも延々続くまさにクルマのための街です。
そんな、街でも近年自転車の走行空間が整備されつつあります。ロサンゼルス郡都市交通局サイトに掲載されている「メトロ・自転車マップ」を見ると、場所によってかなりの差はありますが、あちらこちらに自転車道や自転車レーンが整備されていることがわかります。
次の地図内の太い線はメトロ(地下鉄)ですが、赤紫のやや細い線が自転車道、緑の細い線が自転車レーン、灰色がかった黄色の細線が車道に自転車マークが描かれている所です。
まずは、中心部から見ていきましょう。まだまだ部分的ですが、あちらこちらに様々な造りの自転車道やレーンを見ることができます。
バス停は、自転車レーンよりも車道側にありました。
まれな例ですが、歩道上に設けられているところもありました。
交差点では、右折レーンの左側に自転車の直進レーンがありました。この形はドイツなどでも一般的です。日本とは逆の右側通行なので、日本の左折レーンの右側に自転車レーンがあることに当たります。
交差点には、二段階左折時(日本の右折時に当たる)の自転車の待機場所が描かれていました。
街中での駐輪スペースは、逆U字型の鉄パイプが道に埋め込まれていて、それに鎖やU字ロックでくくりつけるようになっています。ただし、盗難が多いので、駐輪するのは勇気が要ります。
自転車のロッカーもありました。盗難が多いので必要だということもあるのでしょう。
シェアサイクルや、電動キックボードのシェアリングもありました。比較的使われているようです。
街の中心部では、自転車は時々見かける程度です。ただし、日本ほどではないですが、ルール・マナーは守られていません。歩道走行や逆走なども普通に見かけます。また、中心部では、自転車は割合ゆっくり走っています。
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