サイクリストが見た、世界の自転車まちづくり・地域づくり

クルマの街、ロサンゼルスでも進む自転車インフラ整備2

2024年12月7日

 ロサンゼルス中心部を離れて、高級住宅地として知られたビバリー・ヒルズに行ってみました。
 幹線道路には、自転車レーンに加えて、自転車走行台数のカウンタもありました。

 交差点では、自転車の走る位置がしっかり表示されています。

 住宅街の道に入ると、「自転車はレーン全体を使っていい」という標識がありました。

 道の真ん中に自転車マークが描かれています。

 「自転車を抜くときは3フィート(約90cm)開けるように」という標識もありました。カリフォルニア州では、それが義務づけられているそうですが、実際にはそれだけの間を開けてくれる車はほとんどいません。ただし、アメリカでは、車のマナーは日本に比べてすっとよく、自転車にもしっかり気を遣ってくれます。道の広さと相まって、自転車は割合走りやすいです。

 交差点手前では、自転車はどちらにも行けるという路面標示がありました。

 次は、海岸近くのサンタモニカに行ってみました。サンタモニカは、自転車の走行環境が比較的整備されているところです。
 クルマの駐車帯の車道側に自転車レーンがあるところも。

 交差点の前後は、自転車レーンがクルマの車線とブロックで分離されてました。

 信号待ちの時に、自転車が車の前で待てるようにするための、バイクボックスもありました。

 自転車走行台数のカウンタも。

 メトロ(地下鉄)のダウンタウン・サンタモニカ駅前では、道の片側に双方向の自転車道が設けられていました。

 サンタモニカで一番賑やかなサード・ストリート・プロムナードは、クルマは通行禁止で、自転車も降りて押すようにという表示がありました。
 歩道に埋め込まれた逆U字型の黒いパイプは、駐輪場所です。このパイプに自転車を持たれかけさせて、鎖やU字ロックでくくりつけます。

 ロングビーチから、ロサンゼルス近郊で日本人が多く住む地区のトーランスにかけて、35kmに渡って海岸にサイクリングロードが整備されていて、多くの人がサイクリングを楽しんでいます。いかにもカリフォルニア的な光景です。

 レンタサイクルも多くあり、ビーチクルーザーが主流です。

 こちらは、電動バイク。

 アメリカでも、電動キックボードやフル電動バイクが増えているようで、レンタルショップの看板にもそれらに加えて、E-Chairsという複数人で乗れるものも描かれています。

 こちらが、その電動バイクとE-Chairsです。

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