サイクリストが見た、世界の自転車まちづくり・地域づくり

ゴールデンゲートブリッジを自転車で渡る

2024年12月30日

 サンフランシスコの象徴、ゴールデンゲートブリッジ(金門橋)。1937年に完成し、1964年まで世界最長の橋でした。そして、この橋はサイクリングコースとしても有名なところで、私も自転車で往復してみました。

 サンフランシスコ半島の北端、サンフランシスコで観光客が最も多いベイエリアには、レンタサイクルとサイクリングツアーを行っている店が何軒かあります。橋を自転車で渡って、帰りはフェリーで帰ってくるのが定番のコースです。フェリーにはもちろん自転車をそのまま載せられます。

 ベイエリアから西へ走り、広大な公園の中を抜けていきます。橋へはかなりの急坂を登る必要があります。

 橋の手前の展望スペースより。手前に見えるレンガ造りの建物は、フォート・ポイント国立史跡。かつての砦の跡です。

 橋の側道のどちらかが自転車に開放されています。どちらを走れるかは、曜日や時間帯によって変わります。私が行ったときは、西側が自転車用になっていました。
 途中には、自転車台数のカウンタも設置されていました。

 ロードバイクのサイクリストだけでなく、レンタサイクルで走っている観光客も多いです。ただし、橋の上は非常に風が強く、また寒いです。サンフランシスコは沖を寒流が流れていて、霧が発生することが多く、真夏でも最高気温が20℃程度のことが多いです。

 橋の塔の袂には、工事に関わった人々の名前が彫られたプレートが設置されていました。

 橋の北側にある丘の上には展望スペースが整備されていてそこからの景色は素晴らしいです。ただし、自転車だとやはり激坂を登る必要があります。


 街から自転車でも数時間あれば行けて絶景が見られるので、サンフランシスコに行く機会があれば、ぜひゴールデンゲートブリッジのサイクリングを楽しんでください!

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