サイクリストが見た、世界の自転車まちづくり・地域づくり
シリコンバレーのママチャリ
2025年1月5日
世界的なIT企業の集積地として知られたシリコンバレーは、サンフランシスコから南に100kmほど行ったサンノゼを中心とする地域です。バレー(谷)の名の通り地図で見ると東西を山に挟まれているのですが、その間は何十キロもあり、実際には広大な平地が広がっています。そのシリコンバレーを自転車でめぐりました。
新しいものに敏感な人が多い地域なので、自転車も比較的使われているのでしょう。自転車道も割合整備されています。次の写真は、サンノゼ市内のAdobe本社前にて。
左折時の待機場所があり、さらにポールで車が進入できないようになっているのがいいですね。
自転車専用道も川沿いなどに整備されています。
Hewlett-PackardやGoogleを生み出し、シリコンバレーと密接な関係を持つ世界トップクラスの大学、スタンフォード大学に行ってみました。ビジターセンタに行くとキャンパスマップがもらえ、誰でも自由に見て回れます。次の写真は、スタンフォード大学の中心に位置するスタンフォード・メモリアル・チャーチ。
広大なキャンパス内では、多くの人が自転車で移動しています。通学にも自転車が多く使われているのでしょう。
次は、Apple本社です。本社内には立ち入れないので、この程度の写真しか撮れません。
ただし、ビジターセンターがあり、そこは誰でも訪れることができます。
中は、日本にもあるアップルストアのような感じです。
広大な本社内を移動するために、共有自転車が置かれていました。Appleらしくシンプルなデザインですが、カゴがないこと以外は日本の安物のママチャリそっくりです。後輪にリング錠が付いているところも、まさに日本のママチャリです。
アメリカでは、日本のようなママチャリは、まず見ることはないのですが……。
Googleの本社にも行ってみました。2023年に完成したばかりの新社屋です。
敷地内にはちゃんと自転車道もありました。
中は、関係者だけが入れるオフィススペースと誰でも入れるショップに分かれています。
共有自転車もありました。Googleカラーのやはり日本のママチャリそっくりの自転車です。こちらはカゴも付いています。
ショップではGoogle自転車のミニチュアも売られていました。
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