サイクリストが見た、世界の自転車まちづくり・地域づくり
サンティアゴ巡礼路、フランス人の道を走ってきた4─イラゴ峠−サンティアゴ
2025年3月30日
巡礼路は、標高1500mのイラゴ峠から、標高500mのポンフェラーダの街まで一気に下ります。
ポンフェラーダ城
街を過ぎると巡礼路は再び標高1300mのセブレイロ峠への登りにかかります。かなりの激坂で途中から雨になり、巡礼路中で一番きつい場所でした。昼過ぎに雨が本格的になってきたので、峠にあるオ・セブレイロの集落でホテルに飛び込みました。
翌日はいい天気になりました。
石造りの家が並ぶオ・セブレイロの集落
巡礼路は、再び下ってサリアの街へ。自転車では200km以上、徒歩や馬なら100km以上の距離を巡礼し、サンティアゴにたどり着くと巡礼証明書がいただけます。サリアはサンティアゴの114km手前にあたり、ここから一気に巡礼者が増えます。
サリアの街
巡礼の人々
そして、サンティアゴの大聖堂前の広場に到着。私は、オーストリアの自宅から7週間かけて自転車で走ってきたという2人組と一緒にゴールしました。
その後、巡礼事務所で巡礼証明書をいただきます。
巡礼事務所前で並ぶ人々
証明書取得時のアンケートで、「①宗教」、「②宗教および文化的興味」、「③その他」から選択し、①②なら巡礼証明書、③なら到達証明書がいただけます。私は正直に③を選んだので到達証明書です。
また、3ユーロ払うと、距離証明書もいただけます。「サン・ジャンから779km」と書かれています。
サンティアゴの郵便局では、様々な巡礼グッズが売られていました。また、自転車用の箱も販売されていて、これに自転車を入れて自宅まで送ることができます。
翌日は、毎日正午から大聖堂で開催される巡礼者向けのミサに参加。かつての巡礼者は、シャワーを浴びられず臭かったため、匂いを打ち消すための巨大な香炉(ボタフメイロ)が振り回され、それが名物となっています。
巡礼者向けのミサの様子
香炉(ボタフメイロ)
また、聖ヤコブの遺骸がサンティアゴに移葬された日である聖ヤコブの日が日曜日にあたる年は「聖年」と呼ばれ、大聖堂の「聖なる門」が開かれます。この門をくぐると全ての罪が清められると言われており、その年にはひときわ多くの巡礼者が訪れます。2021年が聖年でしたが、コロナ禍のため巡礼者が少なかったため、私が訪れた2022年まで聖年が延長され、私はその門をくぐることができました。
サンティアゴ大聖堂の聖なる門
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