サイクリストが見た、世界の自転車まちづくり・地域づくり
サンティアゴ巡礼路、ポルトガル人の道を走ってきた
2025年4月11日
ポルトガル人の道は、ポルトガルの首都リスボンからサンティアゴまでの615kmで、フランス人の道に次いで2番目に人気がある言われています。フランス人の道を走った後、ポルトガル人の道のサンティアゴからポルトガルの古都ポルトまでの区間273kmを走りました。
サンティアゴから、次の大きな街ポンテベドラまでは、アップダウンが続きます。
ポンテベドラ中心部は1999年から、30万m2の範囲が歩行者優先区域となっています。その結果、交通事故は激減し、2011年以降交通事故による死亡者数は、ゼロが続いています。また、それまでは横ばいだった人口が増加に転じ、ガリシア州で人口増加率がトップの街になっているそうです。
街の中心街の様子
街の中心にあるラ・ペレグリナ教会
ポンテベドラから30kmくらい行ったところにあるビーゴは人口約30万人のガリシア州最大の都市。街中は坂ばかりですが、写真のような激坂にも自転車道がありました。
また、ビーゴは、リゾート地としても知られており、海岸は多くの人で賑わっていました。
道中、サイクリングツアーの人々にも出会いました。サポートカーが付いていますが、ガイドは付いておらず、電動アシストのレンタサイクルで思い思いに走っていました。私と同じくサンティアゴーポルト間を走っているそうです。
スペインとポルトガルの国境のミーニョ川は、小さなボートで渡りました。上記のツアーの人々も一緒でしたが、自転車は乗せきれないので、人はボートに乗り、自転車はサポートカーで運んでいました。
ポルトガルに入ってビアナ・ド・カシュテロの街。このあたりからポルトまでの70kmの間は、巡礼路は石畳の道が多く、自転車で走るのはなかなかつらかったです。
そして、ポルトに到着。ポルトガルの古都であり、ポルトガル第2の街ですが、街中は坂ばかりです。